FEATURE聖徳の特⾊MANNERS,CALLIGRAPHY & LUNCH

MANNERS,CALLIGRAPHY & LUNCH礼法教育・書道・会食

礼法とは、相手を思いやる心を形に表すことです。
所作のみならず、その理由「心」も学びます。

これからの時代に大切になるのは、お互いに協力し、信頼しあい、相手のことを思いやる心を持つ、こんな日本古来の「和」の精神です。
聖徳ではこうした「心を育てる人間教育」のため、開校以来、全ての学科・コースで「小笠原流礼法」の授業を正課の授業として各学年週1時間行っています。
また、卒業と同時に、履歴書にも記載できる許状が授与されます。

STUDY学習内容

を学び、を磨く

日々の生活の中で、他者に思いを伝える場面は数多くあります。その思いが感謝であれば「ありがとう」という言葉が自然に出てくるのが、人が社会の中で心豊かに生活を送っていることの表れだといえます。自分の思いを伝える方法には「言葉」や「動作」があり、その一方で人の思いやりもあります。思いとはさまざまな心であり、それは思いやる心、いたわる心、感謝する心などが挙げられます。これが小笠原流礼法の基本的な考え方となっています。周りの人への心遣いや感謝を形にして伝える、小笠原流礼法とは日本人が長年、心の奥底に持ち続けた心の在り方を動作で表現したものです。

元来武家礼法であった小笠原流礼法はその成立の経緯の中で「お止め流」すなわち秘伝とされ、その奥義は「一子相伝」とされていました。この小笠原流礼法は鎌倉幕府の公式礼法となり、その名が知られていました。戦後、日本の古き良きものが否定され、他者を思いやる心より、個人主義がもてはやされるようになります。小笠原流を秘伝として守ってきた前宗家の小笠原忠統先生は、現代の社会で礼法を生かせないかと考え礼法を公開しました。多くの人に礼法を知ってほしい、学んでほしいという忠統先生の願いは、少しずつ広まっていきます。混乱、迷走する時代に、心のありかたと身の処し方を説く小笠原流礼法は、人が集団とのかかわりをもって生活するための指標ともいえます。

礼儀作法という響きは現代人にとって、堅苦しいイメージを持たれやすいものです。しかし、社会人には礼儀を重んじた行動が求められる現実もあります。小笠原流礼法に伝わる「教え歌」には、「足も手もみな身につけてつかうべし離れば人の目にや立ちならん」という不自然な作法は目立つので、手足を体の動きにあわせるようにとの教えがあります。不自然な作法とは、ぎこちなさや硬さなどと言い換えられますが、「目にたたぬように」なるまでの繰り返しの練習により、自らの所作を自然なものにすることが大切だとしています。聖徳学園では、心を形に表し伝える礼儀作法を生徒が学んでいきます。基本的な立ち居振る舞いや、おもてなしの作法、食事作法、贈答の作法などさまざまな場面での作法について理論と実践の両面から学習していきます。週1回の授業を基盤にしながら、日々の学校全般においても礼法を意識した行動をするように指導していきます。聖徳学園の「和」の理念が小笠原流礼法に通ずることから、三十二世宗家の小笠原忠統先生が礼法指導を引き受けられ、学校教育における礼法指導が始まりました。この思いを現在は、小笠原敬承斎宗家が生徒に伝えています。

中学1年

  • 姿勢正しい姿勢をとる理由とは
  • 立礼会釈・敬礼・最敬礼と気持ちを形にする
  • 和食の作法箸の使い方、なぜ正しい持ち方があるのか

中学2年

  • 和室の作法基本動作、座礼など
  • 手紙の書き方整った書式での表現、頭語と結語の一対の用い方など

中学3年

  • 煎茶の作法お茶の入れ方、運び方など
  • 修学旅行学習 洋食・旅館・ホテルのマナー
  • 折形水引や熨斗など

高校1年

  • 煎茶の作法お茶の入れ方、運び方など
  • 修学旅行学習 洋食・旅館・ホテルのマナー
  • 折形水引や熨斗など

高校2年

  • ゆかた和服の名称と畳み方、着方など
  • 和服での立ち居振る舞い座礼、ふすまの作法など
  • 小笠原流礼法の歴史

高校3年

  • 抹茶の作法略盆点前など
  • 和服の着用畳み方、着方など

CERTIFICATE取得できる許状

  • 中学卒業時
  • 小笠原流礼法若紫伝(わからむらさきのでん)
  • 高校卒業時
  • 小笠原流礼法花鬘伝(はなかづらのでん)
  • 成績優秀者
  • 小笠原流礼法花鬘正伝(はなかづらのしょうでん)

卒業生の声

お辞儀がキレイ

I.Yさん

進学や就職時に
履歴書に書ける!

K.Kさん

テーブルマナーなど
いつでも恥ずかしくない!
自信がついた

M.Aさん

LUNCH会食について

毎日の食事の時間も大切な学びの場であると考えています。

毎日の食事の時間も大切な学びの場であると考えています。本校では、毎日の昼食は全校生徒と教員が「食堂(じきどう)」に会して食事をします。「食堂(じきどう)での一斉会食」は、旬の食材を知り、バランス良く食べるという「食育」の時間でもあり、協力し合いながら全員で食事の配膳準備をすすめたり、和やかで楽しい食事の時間になるように、毎日の生活に「和の精神や思いやりの心」を実践したりする場でもあります。会食を通じて、同世代の友だちや学年を超えた交流や先生たちとの楽しいコミュニケーションがとれ、より豊かな人間性を培います。また、先生たちは生徒たちのちょっとした変化などにも気づき、フォローしやすい状況を作っています。

食事のメニューは、一汁二菜の和食を中心にしながら、洋食や中華、生徒のリクエストに応える「リクエスト献立」を取り入れるなど、様々なメニューがあります。メニューは聖徳大学の栄養学部の先生方が考案しており、日本の食文化を自然に理解できるように、季節感のある食材、例えば、5月には柏餅、秋には、秋刀魚の塩焼きや、きのこたっぷりの炊き込みご飯、節分には大豆や鰯を使った料理などが提供されます。また、日頃から、ひじきや根菜などの料理や、生の野菜サラダ、手作りの抹茶ブラマンジェが提供されるなど、体に良い物をと考えられています。生徒たちの偏食をなくすことと成長期にふさわしい栄養バランスのとれた食事にしています。食器は、特別注文した有田焼を使用し、物を大切にする心を育んでいます。また、食事を作ってくださった方々への感謝の気持ちをもって、毎日の食事をしています。保護者の方には、食事の内容を理解いただき、食育に参加してもらえるように「会食のしおり」を発行し配布しています。

会食の大切な目的

  1. 食事マナーの習得
  2. 食文化の伝承
  3. 健康のための栄養素の確保

中学1年生 礼法授業 -「相手を大切にする心遣いの表現」

小笠原流礼法の学び

礼法は相手を思いやる心を形に表すことです。礼法ではその形の根拠となる自国の伝統文化を学んでいきます。これからの時代に大切になるのは、お互いに協力し、信頼しあい、相手のことを思いやる心を持つ、こんな日本古来の「和」の精神です。
seitokuではこうした「心を育てる人間教育」のため、開校以来、全ての学科・コースで「小笠原流礼法」の授業を正課の授業として各学年週1時間必修で学んでいます。また、卒業と同時に、履歴書に記載できる「小笠原流礼法許状」が全員に授与されます。

(許状授与は全国で本校のみ)

米芾(べいふつ)

王羲之や唐人の作品であったかの真跡を研究するうえで最も参考にするのが、米芾の題跋であるとされていて、彼の鑑識眼は「中国史上最高」との呼び声も高く、米法山水の創始者として広く知られ、多くの人が彼の書に影響を受けました。

「宋の四大家」米芾の特徴

蘇軾(そしょく)、蔡襄(さいじょう)、黄庭堅(こうていけん)と4人で宋の四大家と呼ばれています。そのなかでも米芾は特に書技に精通していると定評がありました。
蘇軾、蔡襄、黄庭堅の3人は政治家として活躍をしていましたが、米芾は文学者・画家・収蔵家・鑑賞家としても活躍をしており、書画の分野の専門家として生涯を終えます。
宋の時代では科挙至上主義と言われていますが、米芾の母が皇后の乳母として仕えていたことから、彼は科挙を受験することもなく官途に就くことができたそうです。

代表作

蜀素帖(しょくそじょう):元祐3年(1088年)米芾が38歳の時の行書です。蜀、現在の四川省で織られた絹の巻物にこの名がかいてあります。織り目が荒く珍しい材質であったため、かなり書きにくかったと思われますが、その才を遺憾なく発揮し、中年期の代表作として評されています。

張季明帖(ちょうきめいじょう)​柔軟に書いている作品ですが、古法の基礎があり品格が高く、米芾の作品のなかでも比較的晩年の書とみられている彼の傑作です。一筆書きの部分は王献之の『中秋帖』に似ていることもあり、米芾が寄せているとの見方もあります。

書写書道カリキュラムマップ

S 探究コース LA コース 書写書道学習について

新設 S 探究コース・LA コースでは「自国の伝統文化としての文字文化の学び」を中 高6カ年の聖徳オリジナルの書写書道教育プログラムを実践します。学習内容については中学1年生•2年生で「伝統的文字文化(言語文化)の学びとし ての生活に活かす書写技能•知識の基本の徹底」を、中学3年〜高校3年生までは「書 文化•芸術科書道として書道芸術の表現活動や言語活動としての書の創作表現」を中心 に学びます。在学中毎週必修で学ぶ書写書道では、「自国の文字文化を次世代へ継承できる美しい 手書き文字の担い手の育成」を目標に、毛筆の学習では漢字のすべての書体(楷書•行 書•草書•隷書•篆書)の基本用筆と書道史を学び、さらに中学 2 年からは継続して平安 時代の仮名の名筆(=古筆)の臨書を行います。また硬筆では「文字を正しく整えて速く書くことができ、その書写の力を学習や生活に役立てる」ことを目標に卒業迄に文部 科学省認定書写技能検定試験3級以上の取得を目指します。

本校の S 探究コースと LA コースにおける6カ年の書写書道の学びのねらいは、『我 が国の将来の知的基盤社会における生涯学習の重要な観点である「生きる力」の定着の ための、文化芸術の深い素養と教養と専門技能を有する「知的体力」を養うため』とし、 自国文化を自信を持って諸外国に発信できるアイデンティティー【identity】確立のた めの重要な学びと位置づけています。将来の国際交流の場面での自国の文化を語ること のできる人材育成に向けては、中高時代の継続した芸術科目の学びのプログラムが必須 であると強く考えています。

指導は3名の書写書道の専門の先生方により実施し、書写の基本技能や文房四宝(筆 墨硯紙)の正しい扱い方•漢字の五つの書体の名筆臨書•仮名の名筆臨書を6年間で21 0時間の授業を行います。6 年間のシラバスでは「表現活動(理論と表現)」を A 書写 技能の向上、B 書道芸術表現の学び、C 伝統文化の学び、D 言語活動としての活動に分 類し、また「鑑賞活動」では E 名筆の鑑賞や他者の表現活動の尊重を柱に「博物館・美 術館鑑賞活動」や特別講座「博物館学校連携授業=博学連携授業」を実施していきます。指導計画における単元は新学習指導要領に準じた科目単元とし、高等学校における芸 術科書道の取得単位数は3とします。さらに高校3年生で開講する書道系大学や文字文化を専門に研究する大学および将 来の高等学校国語科教諭などを志望する生徒に対しては受験対策ゼミにおいて、将来幼 児教育者及び小中高等学校の先生志願者向けの「教育志願者書道講座」(希望制52時 間予定)、将来の「書道科設置大学受験対策・文字文化探究演習」(希望者62時間開講 予定)について開講し、受講に関する S 探究コースの受講規定・受講資格は高2の段階 で説明を行います。

また6年間の書写書道の授業で制作した作品の中で、「漢字の書」「仮名の書」の作品 は、全国規模の書道展に出品していきます。2 S 探究コース・LA コースの学習単元名称について 指導単元名称は以下の13領域としシラバスで周知し、セミ反転授業を中心とした学習内容を実施します。

指導単元

  1. 漢字の書(楷書 行書 草書 隷書 篆書)
  2. 仮名の書(平安時代の名筆)
  3. 漢字仮名交じりの書
  4. 実用の書
  5. 応用の書
  6. 硬筆
  7. 書道史
  8. 書道概論・書道文化史(自国の伝統文化の理解と発信)
  9. 篆刻・刻字
  10. レターデザイン
  11. 文字環境表現
  12. 鑑賞研究(博物館・学校連携含む)
  13. 作品装丁・伝統工芸(和紙を含む)

中学校における書写の学習時間

  • 中学1年32時間
  • 中学2年32時間
  • 中学3年32時間

高等学校における芸術科書道取得の単位数と学習時間

  • 高校1年書道I1 単位 32時間
  • 高校2年書道I1 単位 32時間
  • 高校3年書道I1 単位 32時間