TEACHERS' DIARY

4年A組化学基礎 中和の量的関係

森田 あす美2019.10.05

聖徳祭をはさみ、授業の間が2週間ほど空いてしまったので、中和の量的関係の復習をかねて、次のような授業を行いました。

 

前回の内容:中和の量的関係を式で表す(公式を覚えるのではなく、なぜその式になるのかを中和の原理をもとに理解する)

①練習問題を出す(0.10mol/Lの硫酸水溶液30mLを過不足なく中和するのに、0.12mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液は何mL必要か)

②3~4人のグループごとに問題を解き、解説スライドを1枚(厳守)で作る

③グループごとに発表

④最もわかりやすかったグループを投票で決定!

 

 

中和の量的関係の演習は、式に数字を入れるだけの作業になりがちですが、この式は覚えるものではなく、意味を理解して作ることができるようになることが大切です。

(公式?を暗記してしまうと、固体の反応、混合溶液の中和、逆滴定などへの応用が利かない)

教えるだけだと実にシンプルな式なのですが、毎年生徒が暗記に走ってしまい定着に苦労するところなので、時間と回数をかけて身につけさせます。

 

 

②のようす

 

 

③のようす

 

④1位と2位のグループのスライド

 

 

事前課題ではなかったので、まだまだ改善や工夫の余地はありますが、限られた時間の中で的確にまとめる力も必要です。

 

この問題は、簡単なようで答えを出すまでにいくつかの小さなハードルがあります。

たとえば、

・化学式が正確に書けるか(イオンの陰陽や価数を正確に覚えているか、電荷の合計が0になるように陰イオンと陽イオンの数を決められるか)

・酸塩基の価数の意味を理解しているか

・中和がH⁺とOH⁻が同数ずつ(過不足のない場合)結びつく反応であることを理解しているか

・物質量が個数を意味する量であることがわかっているか

・単位を正確に扱えるか(mLをLに直すなど)

などです。

 

思ったより時間がかかっていたので、ふりかえりと補足は次回にまわしました。

それぞれのスライドのよいところを見つけ、細かいミス(言葉や記号の使い方など)を修正し、中和の原理原則を理解した上で、

別の問題をヒントなしに自力で解けるかを確認します。