TEACHERS' DIARY

冬休み課題~科学者調べ

森田 あす美2020.01.16

4年A組(S探究)化学基礎の冬休みの課題に「科学者調べ」を出しました。

歴史上重要な、またはユニークな発見をした科学者(化学でなくてもよい)を1人選んで

➀名前、顔、生年月日、国、発見したことの概要

➁その人を選んだ理由

➂プロフィール(その人の人生をイメージできるように)

➃発見の詳しい内容、経緯

➄推しポイント(その発見の歴史的意義や独自性など)

➅感想

をスライドにまとめて発表する、というものです。

 

化学基礎の教科書の内容には直接は関わりませんが、

身近な生活や興味の中に、科学者の発見や苦労があることを知ることで、世の中の見方を少し変えたい。

一人の人としての人生をたどっていくことで、何かを探究していくことの大切さを感じたり、自分の将来について考えるきっかけになって欲しい。

そんな思いがあって課題に出しました。大学では「科学史」などの講義で学ぶ内容です。

 

発表のようすと、生徒の作ったスライドをいくつか紹介します。

 

科学的な発見や業績の内容は、まだ授業では習っていなかったり、知らない言葉もあるので、図などを使って聞く人にわかりやすく伝える工夫も大事です。

 

推しポイントでは、科学的な原理や発見の経緯を知らなかった身近な例がいくつもあがり、聞いている生徒たちからは時折驚きや感嘆の声が上がっていました。

調べていくと、野口英世は北里柴三郎の門下生だったとか、ベルがヘレン・ケラーと知り合いだったとか、有名な人物同士の意外な接点がわかるところも面白いところです。

 

その人の発見のすばらしさだけではなく、人生から学んだ、なかなか深い感想もありました。

 

最後に、どの発表(人物)に一番興味をもったか、誰の発表やスライドが一番わかりやすかったか、などをアンケート調査しました。

その結果、一番興味をもった人が多かったのは、江戸時代の外科医「華岡青洲」でした。

ドラマ『JIN-仁-』でも江戸時代にタイムスリップした主人公が手術をするシーンが出てきますが、「華岡流」という言葉が登場しています。タイムスリップはもちろんフィクションですが、「華岡流の麻酔」は江戸時代に実在していた訳です。江戸時代の日本の医学が、私たちのイメージより大変進んでいたことがわかります。この辺りは日本史を勉強するとより面白いと思います。

 

 

他に、生徒たちが調べてきた人物には

ルネ=モーリス・ガットフォッセ(調香師。アロマセラピーの生みの親)

アレッサンドロ・ボルタ(物理学者。電池の発明、メタンガスの発見など)

北里柴三郎(日本の細菌学の父。新しい千円紙幣の肖像の人)

ロザリンド・フランクリン(X線構造解析によるDNAの二重らせん構造の発見)

トーマス・エジソン(蓄音機、電球、撮影機・映写機の発明など多数。「発明王」と呼ばれる)

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(詩人として有名だが自然科学者でもある。色彩論を提唱)

ヴィルヘルム・レントゲン(物理学者。X線の発見)

コルビニアン・ブロードマン(神経学者。脳地図を作成)

ピッカリング(化学者、園芸家。エマルションの安定化)

アルフレッド・ノーベル(ダイナマイトの開発、ノーベル賞の生みの親)

アレクサンドル・ボロディン(『韃靼人の踊り』などの作曲家としても有名だが化学者でもある。アルドール反応を発見)

アレクサンダー・グラハム・ベル(電話の発明者)

がありました。